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パン屋で消毒用アルコール売っちゃダメなの?

今週19日に加藤厚生労働大臣から、

「消毒用アルコール製品のインターネットなどでの転売を法律で禁止し、罰則の対象にする」との方針が打ち出されました。

 

これを見て心配なさった方から

「いまのうちにかくれ家でたくさんアルコールを買っておかねば!」とのメッセージをいただき

これは困った、誤解されている・・・と思ったので

「転売」って何か、専門家ではないですが簡単にまとめてみます。

わたしたち、お店をやっていると、いろいろなところから仕入れたものを「販売」します。

お店というのは、通常 仕入元と契約をしていて、一般の方にお売りする「小売価格」の何割引きかの「卸価格」で商品を仕入れ、「小売価格」で販売することで、利益があがるという仕組みです。

 

一方、転売というのは

お店やネットなど、契約なんて必要のないだれでも買える場所で「小売価格」で買ったものを、さらに不特定多数に対して利益を載せて売ることを言います。

 

転売じたいが悪なのではないですが、

このコロナの時期に、感染予防のために必須のマスクや消毒用アルコールを、

買い占めたり、異常な高値で転売したりすることは、社会的に許容し難いという理由で

厚生労働省が規制に乗り出しています。

 

 

パン屋でアルコール売ってるのが違和感があるから誤解が生じたのではと思いますが

アルコールは我々業務の必需品として、製パン材料の卸業者さんから仕入れています。

これを、仕入れ値でお分けしているので、これは「販売」であって「転売」ではありません。

厳密に言えば利益もないので、わたしは「アルコールを販売している」とは表現せず

「お分けしている」と言っています。

元値で分けているだけですから。

 

また、おわかりの通り

異常な高値でもないし、そもそもお店に来てくださるみなさまのためにやっていることですので

もし私のやっていることが規制されたら、ちょっと変ですね笑

 

そんなわけで、これからもしばらくは消毒用エタノール(パストリーゼ)を

100mL 100円にてお分けします。

いつでも安心して、小分け容器持参でお越しくださいませ。