こんにちは。パン屋のぜにこです。
実は「王様のかくれ家」では、2021年はじめに酒販免許を取得しました。
そう、お酒を売ってるんです。知ってました?
ぜにこはワイン好きが高じて
日本ソムリエ協会から「ワインエキスパート」という資格を頂いているので、パン屋でワインを取り扱っています。
こちらが定番、カリフォルニアのJaM cellersさんのワインたち。
スパークリングはToast、白はButter、赤はJam。
出会った瞬間に「パン屋のワインだ!」と叫んだ逸品です笑
さて今回は、度重なる緊急事態宣言と、飲食店でのお酒の提供中止を受けて
「おうちで面白いものが飲めないかな?」ということで
いつもお世話になっている京都のワイングロッサリーさんと相談して
「うちのカレーパンに合うワインを考えよう!」ということになりました。
実際に、京都にカレーパンをお送りして、ワインのプロフェッショナルのみなさまに
いろいろなご意見をいただき、赤・白・ロゼの三種類を選んでいただきました!
左から・・・
◯グロッサーワイン ゲミシュター・サッツ ヴァイス 2019 (オーストリア・ウィーン近郊、白)
◯オコーネ ボゾヴィッチ ロゼ (イタリア・カンパニア州、ロゼ)
◯チャールズ・スミス・ワインズ ブーン・ブーン シラー 2017 (アメリカ・ワシントン州、赤)
お味の前に、どれもラベルのデザインがかわいい!
クラシックなヨーロッパ風の左のもいいですが、
ミュシャ風の真ん中のボトル、飾っておいてもいい感じですね。
右のバクダンラベルのチャールズ・スミスさんはぜにこのお気に入りの生産者さん。
うちの常連さんのひとりが、カレーパンのことを「バクダン」と呼んでいらっしゃって(まんまるだからだそうです)
おお、ぴったりじゃん!と思いました笑
さて、試飲です。
お店で飲むと帰らなくなるので、おうちで試飲しました〜
◯グロッサーワイン ゲミシュター・サッツ ヴァイス 2019 (オーストリア・ウィーン近郊、白)
すっきりした味わいの白ワインで、カレーパンを合わせるとなんだか日本酒を飲んでいるような?
あとにはキュッとしまった白ワインの香りが残るので、なんだか油も軽く感じます。
日本酒って、お口の中を洗い流していく感じがするんですが、それに近い感覚です。
◯オコーネ ボゾヴィッチ ロゼ (イタリア・カンパニア州、ロゼ)
なかなかおいしいロゼに出会えないのですが、
こちらはラベルだけでなく味わいも女性らしいやわらかさと、大きな白い花や赤い果実の雰囲気が漂います。
カレーパンに負けちゃうんじゃない?と思いましたが
この方、繊細そうですが意外と芯が強いようで・・・
カレーパンを食べたあとに口に入れてもしっかり香りが感じられました。
◯チャールズ・スミス・ワインズ ブーン・ブーン シラー 2017 (アメリカ・ワシントン州、赤)
もともと大好きなワインで、我が家では中華やアジアンなどスパイシーな料理に合わせたりしていたので
これはいけるでしょ!と思いつつ試飲。
やっぱりおいしい。
カレーにチョコレートを隠し味に入れたりするじゃないですか。あの感じですね。
カレー自体のお味が、ワンランク上がるような。
ワインと食べ物の「マリアージュ」って、こういうことね!と思える組み合わせ。
ということで、
どれも甲乙つけがたく、合わせ方の方向性が違うものなので、もはやお好みかな?なんて思います。
連休に向けて「カレーパン×ワインセット」予約限定でデビューします!
お楽しみに。